スタッフ間の総接触量を5割まで減らすことを目的に、特に運営スタッフを中心に在宅勤務を進めてまいりました。
また、診療スタッフにおいても、直行直帰や時差通勤を組み合わせることによって、職員間の接触を減らしました。

1. 業務基幹システムをGoogle Workspace、Kintoneに統合
2. クラウド型電子カルテシステム

を活用することによって、DX化を進め遠隔運営体制にスムーズに移行しました。

「オリーブオペレーション」を制定し、直行直帰、事業所内での作業エリア分け、オンライン化、環境整備、除菌清掃の徹底することで事業所内での感染予防に行いました。
スタッフの体調確認を徹底して行い、勉強会も行うことで訪問時も最大限の感染予防を努めました。

医療専門職に対するワクチン接種が優先的に行われましたが、在宅医療機関において接種が始まったのは5月からでした。
私たちはその後、

1. 通院困難な在宅患者さんやそのご家族に自宅や施設でのワクチン接種を行うこと
2. 協働する介護・看護専門職の方々にもワクチン接種の実施

の2点を行いました。

また、上記には含まれていませんが、クリニックがそれぞれの地域（医師会）の枠組みの中で、大規模接種センターの運営等に関わっています。
さらに、週末や夜間を活用し、職域接種にも積極的に取り組みました。

発熱等コロナウイルス感染を疑う症状があり、通院が不能な状態である方への当院の対応として医師が必要と判断した場合は往診時に公費によるPCR検査の実施をしました。

新型感染症の流行により大きな社会不安が生まれる中で、在宅医療でのコロナ対策の要請は高まりました。
日頃当院で関わらせていただいている方だかだけでなく保健所などからの診療や検査の往診依頼などにも積極的に関わらせていただきました。